昨日で平成が終わり、令和が始まった5月1日。
あいにくの雨模様であった。
平成という時代は自分にとって有り体に言えば、熟成期だったと思う。
精神的にも肉体的にも言えることだし、知能や仕事に関しても言える。
平成元年はまだ小学5年生だった。
天皇陛下の崩御に伴い、元号が昭和から平成へ。
でも、自分の生活にはあまり変化があった気がしない。
中学、高校と男子校で育ち、そのままエスカレーターで大学へ。
ミレニアムと言われる2000年に卒業して就職したが、過去最悪の就職氷河期。
なんか、今の40前後の人間にとっては、苦難の時代だった気がする。
その後、すぐにリーマンが起き、非雇用者も増え続けた。
僕は大学卒業してすぐにテレビの制作会社に入ったが、指示を出される書類が解読不明な上司の元について、働く気がなくなった。
A4で数枚の文章を読むのに3時間ぐらい格闘する毎日。
字が汚く、象形文字みたいな字で書いたものを指示書として渡すなんて考えられない。
はっきり言って無意味な時間を過ごしていると思ったものだ。
普通なら30分もあれば済むことが終わらない毎日。
すぐに仕事に対する熱は消えた。
先日、高校の友達との飲みの席での話だが、現代の若いコは仕事が就業時間の中で終わらない場合、早朝に来てやるや残業してやるなどをしないらしい。
あくまで仕事は仕事というスタンスらしい。
自分らの世代は20代は自分の成長期間と捉えて、サービス残業などは普通であった。
むしろ、時間内に如何に終わらせるかを考えたものだ。
転職して、会計事務所や税理士法人に行ったときは、決算を如何に早く終わらせるかをかなり気にしてやったものだ。
仕事が遅かったら、新しい仕事をもらえなかったというのもある。
なのでなるべく、暇してるんで何かありませんか?という姿勢を取っていた。
今は残ってしろとも言えず、(残業代が嵩むので)仕事量をその人間のキャパで減らしているらしい。
まぁそういう人間は、たぶん使い物にならずに将来過ごすことになるだろう。
あと、履歴書にYouTubeや筋トレと書く人間が多いらしい。
んー、やっぱりこれって時代的なものなのかなぁ。
平成という時代は日本人にとって良かった時代なのだろうか?
政治家は国民のことを考えて動いてくれた時代なのか?
平成は顔色ばかりを窺う時代であった気がする。
国内よりも海外からの顔色ばかりを気にする政府。
思ったことを発信できない。
発信するのはSNSなど、名前を出さなくても良いものばかり。
地震や台風などで疲弊している町もたくさんあったのに、ちゃんと復興したか?
もっと中に目を向けろよ。
令和になって、自分の周りだけでも小さな幸せを求めていきたい。
年寄りが増えて、若い世代の人におんぶにだっこにならないようにするべきだと思う。
年金や医療などの問題もこれから10年はまさに正念場だと思う。
良い時代になってくれよ、令和。
僕個人は
「礼和」の方が良かった気がするが、そんなことないかな。